カナダの小学生が登校から下校までの1日の流れを紹介したいと思います。
日本とカナダの小学校、いろいろと違う点があります。
いい点、悪い点それぞれにあるんだけど、カナダの自由な感じには、なんだか笑えてきます。
小学生って、そんなに勉強しなくったっていいんだなぁというのが、親の感想です。
日本の子どもたちは真面目にお勉強していてえらい!
日本とカナダの小学校の違い20個を私なりに上げてみました。
カナダの小学校の時間割
学校によって始まる時間と終る時間がさまざまなようですが、大体の時間で説明します。
- 始業9:00
- リセスRecess10:30~10:45
- 昼食12:00
- 午後の授業開始1:00
- 終業3:00
時間割は至って簡単です。
今日は何の教科を勉強するというのは把握してなくても大丈夫みたいです。
1週間のうちに体育・音楽・図書室の時間が各クラスで決まっているだけ。特別な教室を使う時間を振り分けてるために、これらの時間だけは決まっています。
それ以外の時間は各クラスで先生が適当に授業を行っているようです。
時間割は決まっていないし、教科書もないので、学校への持ち物は、食べ物と水だけ。
かんたんです!
リセスって何?
午前中に1回日本で言う長休みみたいな休憩が入ります。
そのことをリセスRecessと呼び、軽いスナックを食べたあと、外で遊ぶそうです。
だいたい、フルーツや棒チーズなど、コストコで売ってる小袋に入ったスナックなどを持ってくる子が多いよう。
親としては、朝からおやつなんか食べるな〜!といいたいですが。
ランチは何を食べる?
基本的に給食はありません。
いろんな人種の方々がいるので、みんなが同じメニューで食べるということはきっと無理なんでしょうね。
そのため、毎日お弁当を持っていくことが必須となります。
ランチの時間は30分間で、その後は、雨が降っていようがなんだろうが、強制的に全員外に出されるそうです。
遊んだりしながら食べていると、30分では全部食べきれなかったりして、ランチを残して帰ってくるというのはよく聞く話です。
学校によっては、毎日ホットランチを注文できる学校もあるそうですが、1日4,5ドルするそうで、内容のわりに高いです。
どんなお弁当を持っていってるの?
日本のキャラ弁なんて見たら、感動しちゃいます。
カナダの子どもたちのランチは、びっくりするくらいお粗末です。
ほとんどの子が、サンドイッチと生野菜やフルーツ。
毎日同じで飽きているそう。
うちでは、夕飯の残り物をお弁当スタイルで入れたりしています。
それでも日本人からしてみたら、かなりのお粗末お弁当なんですが、周りのお友達はそんなお粗末なお弁当をおいしそう〜とみな羨ましそうにしているようです。
親は気楽になれます。
ランチは残してくるのもよくあるので、そんなに気合い入れて頑張ってお弁当を作る必要はなし!
朝と夜に栄養あるものを食べればいいんです!
と思っているのは私だけでしょうか…
ホットランチ
今はコロナなので、ホットランチの提供はありませんが、
学校によっては毎日ホットランチを注文できるところもあるそうです。
うち子供が通っている学校では、週に1回ホットランチを注文できます。
その日は、お弁当を作らなくていいんです!イェイ!
ホットランチと言っても、近所にあるお店からの配達です。
全然ホットじゃないらしい。
例えば
- ピザハット
- バーガー(ホワイトスポット)
- サブウェイ
- 寿司
- 丼ぶりとか
栄養が考えられた食事は出てきません。
では次は、日本とカナダの小学校の違う点、20連発どうぞ!
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日本とカナダの小学校何が違う?
1.基本、教科書ない 文房具は持って帰らない
教科書は特になく、配られるプリントで授業が行われています。
コロナ対応になってから、高学年ではMicrosoft Teamを使って、先生に宿題を提出することもあります。
文房具は年の始めに必要なものを用意するか、学校にお金を支払って、すべて学校において使うようになっている。
毎日の荷物は軽くて楽ですね。
2.ランドセルない体育着ない・うわ履きない
バッグも指定などはありません。みんなだいたいバックパックで、好きなものを使っている
高学年になると、下にキャスターが付いたバックパックで通うっている子もいる
教室に一応、インナーシューズを持ってきてくれと先生に言われる場合もあるが、
履き替える場所の境界線などは特にないので、床はなんだか汚いです
体育の時間に着替えるということはなく、毎日運動しやすい格好で行っていれば大丈夫です!
3.パソコンの授業あり
パソコンの教室があり、週に1回はそこでなんだか遊んでいるようです
高学年になると、タイピングの練習やプログラミングなども行われています。
4.スピーチをよくさせられてる
キンダーガーデンのときにはShow & Tellというから始まり、みんなの前に立って発表をする機会が結構あります。
Show & Tellとは、みんなに見せたい好きなもの(おもちゃ・本やぬいぐるみ)を持ってきて、前に立って説明したり質問を受けたりするものです。
これは日本の小学校ではあまりないので、だからカナディアンは人前で話すのがわりと上手なんですね。
日本人はみんな恥ずかしがって、人前で話すことになれていなさすぎだなと。
5.保健室はない
怪我したり病気になったときに駆け込める保健室はありません。
学校で嘔吐なんかしたら、すぐに親は電話で呼ばれ、迎えに行かなければなりません。
親が来るのを待っている間、子供はオフィスの前にある椅子に座らされて待たされてます。
6.掃除は職員がやる
掃除をする専門のスタッフがいて、皆が帰ったあとはそのスタッフが学校全部を掃除します。
子どもたちは掃除、しません。
7.遅刻したらオフィスへ
朝、遅刻したら、オフィスを通って、遅刻したことを伝えてから、教室へ向かう。自己申告です。
8.保護者が送り迎え
小学校高学年くらいになると、家が近い子は一人で登下校してもいいですが、3年生くらいまでは、必ず親が送り迎えをします。
これ、結構大変なんですね。
日本と比べると、かなり手厚い対応です。
9.遠足は親の車で連れて行くことも
遠足はバスで行くこともありますが、ボランティアをつのって、親の運転で数人ずつ車にのせて遠足に行くこともあるんです!
親も参加型の遠足は、他の家族のことを知れる機会にもなるし、行ってみると楽しいものですよ。
10.PTAや役員はやりたい人がやる!
ここは、カナダのとってもいいところ!
日本で言うPTAはPACと呼ばれ、やりたい人がやります。
やりたい人がいないということはないようです。
専業主婦で、暇そうにしていると、手伝ってねっぽい目線がちょっと飛んできますが、
忙しいふりをしていれば、全然逃れられます。
11.過疎地ではないのにスプリットクラスがある
一つのクラスに、例えば、半分4年生、半分5年生が在籍することがあります。
学校全体で、それぞれのクラスの人数を調整するために行われているようです。
授業内容は大丈夫なのかな?と気になっちゃいますよね。
4年と5年のクラスがあるとして、生徒の構成を考えるときに、ちょっとおとなしい目の5年生の生徒をこのクラスに入れると、4年生の子よりは少し知ってることも多いし、優位に立てますよね。
そうすると、そのおとなし目の子達にもっと発言するチャンスができたり、自信を持って行動できるように促したりできるという点で、いい環境になるようです。
いろいろ考えられてるんですね。
12.ランチタイムは先生の休憩時間 子供の面倒は見ない!
休み時間とランチの時間は、先生も休憩時間です。
その時間は他に休憩時間専門のスタッフが学校に来て生徒たちを見守っているそうです。
日本の先生は、お昼の時間も休憩せずに生徒と一緒にご飯を食べるなんて、偉いです。休ませてあげたい。
13.謎のPro Dデイ
ほぼ月1回でProD Day(Professional development day)というのがあり、その日は生徒は全員お休みです。
だいたい、月曜日や金曜日に行われることが多いです。
その日には、先生たちの勉強会らしきものが行われる日だそうです。
なにか本当にためになることが行われているのかは謎です。
働いている親にとっては、非常に困る日です。
年始めにProD Dayはいつなのか発表されているので、仕事のスケジュールもあけておかないとですね。
14.学童のような施設はほとんどない
日本だと学校に併設されて学童があったりしますよね。
ほとんどの学校にそれはありません。
学童みたいなものは、AfterSchool Careといって、民間の施設で行われています。
朝7時から学校に送るまでと、学校が終わった3時から6時位まで預かってくれます。
一人あたり、午後だけでだいたい$450〜$500位するそうです。
高すぎです。
3時に誰かが迎えに来れない家族たちは、それでもAfterschool Careを利用するしかないんですね。
15.夏休みの宿題ない
基本的に普段からも宿題はほとんどないのですが、夏休みももちろんありません。
自由な夏休みを過ごすだけです。
カナダの小学生、ほんとストレスフリー!
16.担任の先生がパートタイムのため曜日で違う先生が来る
パートタイムの先生は、月曜と火曜が〇〇先生で、水曜〜金曜が△△先生です。
なんていう担任の先生が2人いるクラスがあるんです。
びっくりですね。
やっぱり担任の先生は1人がいいです。
17.みんなでスケートの授業がある
カナダには、スケートリンクが所々にあり、学校の近くにあったりします。
冬の間、スケートの授業(遊ぶだけですが)が4回ほどあったりして、楽しそうにみんなで滑ってます。羨ましいですね。
アイスホッケーのチームに所属している子も何人かいるので、とっても上手に滑る子もいて、かっこいい子を発見したりしちゃいます。笑
なんだか違う環境ですね。
18.ESLのクラスがある
家族で移民してきたり、インターナショナルスチューデントとして、通っている子供もいるので、英語が母国語ではない子どもたちがたくさんいます。
そういった子どもたちのために、週に1時間ほどESLの子どもたちだけ別の場所で、英語のクラスが設けられているんです。
手厚い対応ですね。
19.ピアス、ヘアカラーOK!
人種も様々なら、髪の毛の色も様々です。
赤ちゃんのときからピアスをする子供もいるので、ピアスしてたって、髪の毛が地毛と違っても、だれも何も言いません!
むしろ、言う方が人種差別になってしまいますからね。
20.席は、みなが黒板を向いていない よく真ん中に輪になって座ってる
日本の学校はみんな、黒板に向かって席があり、同じ方向に座りますよね。
カナダの場合は、ほぼ、それはありません。
机がグループで4人ごとに座るとか、真ん中にわになって座っていたり。
とっても自由な感じで授業も受けています。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
いろいろと違うところがたくさんありますね。
通ってみると、日本のいい点がいろいろ見えてきます。
もちろん、カナダにもいい点はあります。カナダはのびのびと自由にしているところが日本で育った私にとっては羨ましいです。
これからカナダの小学校へ通われる方の参考になれたら幸いです。
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